2026.09.04 Apple

第2回|Apple Businessを始めるには? 利用開始までの流れと準備を解説

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第1回では、Apple Businessの全体像や専用MDMとの違いをご紹介しました。
今回は、実際にApple Businessを使い始めるまでに何を準備し、どのような手順で環境を構築するのかを、実際の画面イメージとともに整理します。

【この記事でわかること】
・申込前に準備しておきたい情報
・Apple Businessの申請から組織確認までの流れ
・利用開始後に確認しておきたい管理者・ドメイン・購入先との連携

目次


①Apple Businessを始める前に準備するもの

②Apple Businessの利用申請をする

③初回ログイン画面の確認

④Appleによる組織確認を受ける

⑤利用開始後に設定しておきたいこと

⑥Apple Businessを使い始めたら次にすること


①Apple Businessを始める前に準備するもの

Apple Businessの申し込み自体は難しいものではありませんが、途中で確認作業に追われないよう、あらかじめ組織情報と担当者情報を整理しておくとスムーズです。

組織の正式名称 法人・組織として正式に使用している名称のことです
所在地・国/地域 組織の登録住所。入力後の確認にも利用されます
Webサイト 任意ですが、組織確認を進めるうえで役立つ場合があります
登録担当者 組織を代表して登録する方の法的に有効な個人名のことです
メールアドレス・電話番号 確認コードを受け取れるものを準備します
自社ドメイン 後のドメイン確認や管理対象Apple Account運用を考える際に必要です

ここまでの準備ができていれば、申し込みの途中で迷う場面も少なくなります。
次は、実際の画面を見ながら利用申請の流れを確認していきましょう。


②Apple Businessの利用申請をする

準備ができたら、Apple Businessのサインアップ画面から新しい組織を作成します。

STEP1 サインアップ画面を開く

STEP2 組織情報を入力する

STEP3 担当者情報を登録する

STEP4 利用規約を読み、内容を確認してから同意する

STEP5 カスタマイズを設定して初回設定へ

利用規約への同意が完了すると、Apple Businessの仮申請は完了です。
続いて、登録した組織情報を確認しながら、正式な利用開始に向けた準備を進めていきます。


③初回ログイン画面の確認

サインアップが終わるとApple Businessの画面に入れるようになりますが、この時点ではまだ「組織の検証」という重要なステップが残っています。

初回ログイン画面。上部に「組織認証をして下さい。」という案内が出る。

④Appleによる組織確認を受ける

Apple Businessを正式に利用するためには、Appleによる組織の検証が必要です。サインアップ後は60日以内に検証を行う必要があり、確認は2つの方法を組み合わせて実施します。

組織確認では、以下から異なる2つの確認方法を使用します。
ビジネスID D-U-N-S番号など、組織を識別できる情報を使用します。
ドメイン検証 DNSサーバにTXTレコードを追加し、 組織がそのドメインを所有していることを確認します。
App Store Connect 組織に関連付けられたアプリを利用して確認します。
公式文書 組織を確認できる公的な書類をアップロードします。
  • 履歴事項全部証明書(登記簿謄本)
  • 開業届
  • 営業許可証
  • 契約書・賃貸借契約書
  • 公共料金請求書 など
設定画面 > 未検証状態の図
異なる2つの確認方法を選択。上の図では「ビジネスID」と「営業許可証」を選択。
サインアップと組織確認は別ステップです。
まず環境を作成し、その後に組織の実在性を確認して正式利用へ進むと考えると分かりやすいです。

⑤利用開始後に設定しておきたいこと

組織確認が完了したら、実際の運用に向けて管理者・ドメイン・Apple製品の購入先との連携を整理しておきましょう。
ここを整えておくと、後のデバイス登録やアカウント運用がスムーズになります。

管理者・役割 誰がApple Businessを管理するのかを整理し、 必要な担当者に適切な役割を割り当てます。 ドメイン 管理対象Apple AccountやFederated Authenticationを 利用する場合は、自社ドメインの確認を検討します。 購入先との連携 販売店経由で購入端末を表示させる場合は、 組織IDと販売代理店番号の連携を行います。

ドメインは何のために確認する?

Apple Businessでは、組織が所有するカスタムドメインを検証できます。
検証済みドメインは、管理対象Apple Accountの作成やFederated Authentication、ユーザーディレクトリ同期などに利用できます。
カスタムドメインをまだ利用しない場合は、Apple Business側で予約済みドメインも用意されます。

販売店との連携も確認しておきましょう

Apple製品取扱店から購入したMacやiPadをApple Businessに表示させる場合、組織側の「組織ID」と販売店側の「販売代理店番号」を双方で登録・共有します。

自社 自社の「組織ID」をApple製品取扱店へ共有します。
Apple製品取扱店 取扱店の「販売代理店番号」を確認し、Apple Businessへ登録します。

⑥Apple Businessを使い始めたら次にすること

Apple Businessの環境が整ったら、次は「組織のMacやiPadをどのように登録・設定・運用していくか」を考えていきます。
今回のコラムでは利用開始までに絞り、具体的なデバイス登録や運用は今後のシリーズで詳しくご紹介します。

1 管理するMac・iPadの購入方法や登録方法を確認する → 詳しくは第3回で解説予定
2 デバイスをApple Businessに登録する方法を決める → 詳しくは第3回で解説予定
3 必要な設定・アプリ配布の方針を整理する → 設定は第4回、アプリ配布は第6回で解説予定
4 Apple Businessだけで運用するか、専用MDMも組み合わせるか検討する → 詳しくは第8回で解説予定

まとめ

Apple Businessを始めるときは、まず組織情報と担当者情報を準備し、サインアップ後に組織確認を進めます。
その後、管理者・ドメイン・購入先との連携を整えることで、MacやiPadを組織として管理するための土台が完成します。

【利用開始までのポイント】
・ 組織の正式名称・所在地・担当者情報を準備する
・ サインアップと組織確認は別のステップとして考える
・ ドメインや購入先との連携は、今後の運用を見据えて整理する
・ 環境ができたら、次はデバイス登録・設定・アプリ配布へ進む
加賀ソルネットは
Apple Businessの
管理も始めました
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